2012年10月17日水曜日

【北アルプス】秋の表銀座(1日目)

10月11日(木)

1日目:中房温泉〜大天井岳(大天荘 幕営)


穂高駅の駐車場で仮眠。
5時過ぎに起床。
しかし、こんなに広い駐車場を登山者向けに開放しているなんてすごい。
平日だけあって、ほんの数台しか止まっていないが。



6:18発の中房温泉行きのバスに乗る。
ここでは4名乗車。
中房温泉まで1700円なり。

すぐの穂高駅前でも、始発電車の待ち合わせで停車。
15分くらい待つので、トイレに行ったり、運転手さんと話したり。
シーズン中はここで結構登山者が乗ってくるらしいが、今日は0名。
6:40出発。

7:35 中房温泉到着。
途中のしゃくなげの湯からも数名乗車ありで、結局10名くらいの乗車。

さて、いよいよ始まる。
登山口で気合の記念撮影。笑

ここから燕山荘まで、合戦尾根と言われる、北アルプス3大急登と言われる。
コックがTOPで、クライム・オン!
最初からいきなりの階段でガシガシ登る。

第一ベンチ到着。
合戦尾根には、約30分ごとに、こうやって休憩できるスペースがある。
これが良いタイミングで登場するので、思っていたよりシンドくない。
それでも、睡眠不足もあってか、良い感じに苦しみながら登る。

ここで水場をアテにしていたが、残念ながらとても汲めるような状態ではなかった。
雨が少ないのと、秋ということもあるのでしょう。
手持ちの水で合戦小屋まで行きましょう。

樹林帯をひたすら登る。

第2ベンチ

ガシガシ登る。
この辺りから、体も慣れてきて調子が上がる。

そろそろ黄色くなってきた。

第3ベンチ。
このあたりから、ポツポツと雨が。
空も薄曇り。

第4ベンチ(富士見ベンチ)。
風も吹いてきて、ちょっと寒くなってくる。

彩りが出てきた。

歩きやすいトレイル。

合戦小屋に到着。
誰もいなくて、とても静か。
シーズン中や週末はすごい賑わいのようだが。

風よけの休憩スペースもあり、ここで一休み。
風が冷たくてこの先がちょっと心配。
アンパンを貪る。


合戦小屋を出たら、だんだんと青空が!

良い感じに晴れてきた。

開けた尾根に出たら、燕山荘が見えてきた。

よし!と、気を引き締めて。

紅葉に囲まれたトレイルを往く。

稜線に出たら…
そこには、すごい景色が広がっていた。

空もすっかり晴れ渡り、周りの山々がどどーんと広がっている。

燕山荘に荷物をデポして、まずは燕岳へ向かう!
白いトレイルが気持ち良い。

イルカ岩
ここは、花崗岩だらけで、こんな形の奇岩がたくさん。

不思議な山です。
空の青さと山の白さが、神秘的な印象。

振り返ると、槍ヶ岳が顔を出す。

燕岳2763m

登頂!!
山というより、岩の上です。

振り返って、燕山荘の先には、これから歩く「表銀座」のトレイルが伸びている。

燕岳の先には、同様な花崗岩の山塊が続いている。
飽きないくらいに、キレイなコントラストだ。

自分撮りに夢中な相棒コック

燕山荘
ここも素敵な山小屋なので、いつか泊まってみたいと思う。
登山口からここまでは特に危険な箇所はないし、歩きやすい。
家族で来てみたい山小屋の一つ。



なだらかな、気持ちのよいトレイル。


振り返ると、燕山荘が遠くに。
それにしても、気持ちが良い。

こんな岩の門があったり。

やっぱり稜線は風があるのだが、陽があるので気持ちが良い。

最高です。

大天井が近づいてきたのだが、この「大下りの頭」でいったん大きく下る。

これが結構な下りと登り返しで、私はここで疲れが一気に出た。

その後も細かいアップダウンが続いて、だんだん足が遅くなる。
雲も広がってきて、どんよりしてきた、
こうなると、気持ちまでどんより(笑)

こういう細かいアップダウンも堪える。

振り返ると、これまで歩いてきたトレイルが。
夕日が差してきてキレイです。

けっこうヘバッてます。はい。

ようやく大天井の下の分岐へ。
ここで、大天荘のあるほう(大天井)へ。
ここからのトラバースが一番きつかった。
足場も悪いので、一歩一歩慎重に運んだ。

なんとか17時頃、日が暮れる前に到着〜。

大天荘で受付して、
水を買って、缶ビールを買って、
バッチを買う(大天井の登頂は明日)

ここは稜線のテント場。我々の他には2張りのテント。

もうすでに、ヘロヘロだったので、以降の写真も撮れず。

テント設営していたら、風が冷たくてグローブしていてもかじかんできた。
日が暮れると、一気に気温が下がる。
そんな感覚のない手でなんとか設営して、テントに転がり込む。
手の感覚が戻ってくるが、じんじんと痺れてきて痛い。
とりあえずマットを膨らませて、横になる。

そして、コックと缶ビールで乾杯!!
寒くて外に出る気力もないが、コックがつまみを持ってきてくれた。
宴会開始!
寒いのにありがとう。この時点ですでに”−5度”とのこと。

しかし、19時過ぎに睡魔が襲ってきて、飯も食えずに、宴会お開きにしてもらった。
とりあえず横になるも、寒いので、着替えてから暑いスープだけ作って流し込む。
シュラフに潜りこんで、うとうとと眠りにつく。
風もなく、穏やかだなあと意識の片隅で覚えつつ、眠ってしまったようだ。

そういえば、コックが星が綺麗だ!って言っていたなあ。
でも、外に出る気力もなし
ああ、星の写真も撮りたかったのになあと、これも意識の片隅でそんなことを思っていた。


2 件のコメント:

  1. ガラガラ空いてる合戦小屋なんた珍しいネ。
    初日17時にテント場到着なんて、この時期ギリギリヤバい時間帯じゃん。

    早く続きを読みたいゾー(^-^)v

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    返信
    1. くのさん、どうも。
      そうなんです、やばいギリギリの時間でした。
      テント設営中に暗くなってきて、ヘッドランプ必要だったし。
      燕山荘から大天荘まで4時間かかってます。

      削除

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