株式会社ソニックガーデンにジョインして、一ヶ月が経ちました。
その経緯やらは、こちらの突撃記事を読んでいただくとして、一ヶ月経って所感などを記しておこうと思います。
ソニックガーデンは、「納品のない受託開発」というものを行っています。
そこには、ソフトウェア産業の構造を改革するという思いと、本当にお客様の役に立つ、無駄のないシステム開発を通じて、ともにビジネスを成長へ導くというミッションがあります。
それらを支えるソニックガーデンは、本当に優秀で実直でマインドに溢れたプログラマーで構成されています。
我々の基本は、ソフトウェアを通じて価値を提供することにあるわけで、それを遂行するためには、プログラマーが中心的役割を担っています。
私もそういうビジョンに共感してジョインしたわけですが、まさにその通りでした。
しかし…この一ヶ月、正直しんどかったです。
技術的には、一番下手くそで、かつスピードもトロイわけです。
ある程度予想と覚悟はしていましたが、現実に突きつけられるとけっこうショックでした。
これまでの職務経験では、けっこう自信もあって、それなりに成果と信頼があったと自負はしていたのですが、まったくもって、それらは過去のモノであり、すがりついては居られないものとなりました。
そう、井の中の蛙状態だったわけです。
熟練メンバーと同じ成果を毎週出すためには、3倍位働かないといけなかったし、時間だけでは解決できないものは、指導受けたりペアプログラミングしたり、インプットで溢れるばかり。
こりゃ、大変な道を選んだと思ったけど、「こんなはずじゃない」なんて思いは不思議と出てこなかったです。
新しい知識を知ったり、身につけたりすることで、少しづつですが自分の成長も感じることができるのです。
勉強やおさらいすることは沢山で、思うようにはできないことも多々あるけど、焦らずに着実にモノにしていかなくてはと強く思うわけです。
それは、そういう環境に飛び込む覚悟もできていたと思いますが、歳を重ねて学びや新しいことに挑戦することにシンプルに向かい合えるようになったのも大きいのかなと思っています、
もうこの道を選んだからには、後戻りは出来ない。
もう前をみて進むしか無いという割り切りもありました。
そして、焦らなくなり、今自分の成すべきこと、やることに集中できるようになったと思っています。
なので、しんどいけど、本当にやりがいを感じるし楽しいんです。
メンバーの中では一番年上ですが、そんな変なプライドもなく、素直に向き合えているかなと感じています。
特筆すべきは、メンバーもみんないいヤツで、ただ技術が長けているだけでなく、まじめで優しく、人間的にも尊敬できるイイ奴らなんですよ。
仕事を離れると、私から見たら若造(失礼!)なんだけど、いざ仕事の場面になるとスパープログラマーで、めちゃくちゃカッコイイ!
今、そんな環境にいる自分が素直に嬉しくて、選んだ道は間違ってなかったと本当に思えています。
そういう仲間と一緒に仕事できる幸せをかみしめています。
そして、ソニックガーデンとしてお客様に価値を提供し、ビジネスの成長を支援できることが嬉しいんです。
お客様と同じ方向を向いて、ともに進んでいく。
実にシンプルかもしれないけど、これまでのIT業界での経験では欲していても、なかなか難しい形でした。
今は、お客様、そして仲間たちに認めてもらうためにも、早く一人前の信頼されるプログラマーになることが直近の目標です。
私は「納品のない受託開発」をもっと広めて、ソフトウェアを通じて皆がハッピーになる社会にしたいと思っています。
そういう同志を増やして、これからの世代の若者たちにも手本になり、プログラマーという職業が幸せで、誇りにしてほしいのです。
48歳になって、自分のキャリアパス、ビジョン、ミッションが、1つの方向を向いて絞れてきたと感じています。
これからもシンドいだろうけど、やったりますよ。
ま、やるしかないんですけどね(笑)
そんな決意もあらたに、この一ヶ月を振り返ってみました。
お知らせ!
そんなソニックガーデンの「納品のない受託開発」が本になりました。
ソニックガーデンのやっていることがわかりやすく解説されています。

「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル
熱い志、読んだよ。
返信削除まいど!サンキュー。
削除お互いがんばりましょうー。