macpac カスケード65(ブラック&スレート)size3
#テントやバックパックなど、ポリウレタンコーティングしてあるものは、寿命が3〜5年と言われてますからね。(使い方や保管の仕方によるが)
macpacの製品は、アズテック素材という特殊な布で布自体が水分を含むと膨らんで、水を内部に通さないという仕組みだ。
コットンも混じっていて、通常のナイロンの風合いとは違い、ゴワゴワした感じで実に丈夫で頼もしい感じがある。
このアズテックは、ポリウレタンのコーティングがないので、あの加水分解とも無縁であり、もうベトベトしてこないから、ずっと長く使えるということだ。
ナイロン主体の製品よりもちょっと高いけど、長く使えるのなら、そのほうが良い。
ショップで色々探したのだが、生憎サイズ(サイズ3)がなくて、きっちりとフィッティングはできなかった。
メーカー在庫もなくて、やっと一件だけネットで見つけて購入できた。
サイズ3ということで、表記は70L。カラーはブラック&スレート。
パック自体は約3kgで、Baltoroよりも重い。
特徴的なヒップベルト。
リバレーターという仕組みで、腰を中心にベルトが回転するようになっている。
面白いのは、ベルトの中心が、パックの底部より上の方を基部としていることである。
通常のパックはボトムに近いところだと思う。
背面長は約10cm程度調整できる。
センターのストラップをゆるめて、ショルダーベルのパーツを上下にスライドすることにより調整する。
両サイドのポケットがついており、ファスナーで閉じられる。
広げるとメッシュ部分もマチがあり、トレッキングポールやボトルが収納可能だ。
ボトムには2本のストラップが付いてあり、ファスナーで開閉できる。
いわゆる2気室だ。
このストラップ、延長用?だろうかバックルとストラップを組にした、まさに延長用パーツと思しきものが付いている。ものを挟んでストラップの長さが足りない時に使うのだろう。
2気室部分。仕切りはファスナーになっている。
これまた面白いのが、ファスナーで仕切りを外した時に、仕切りを固定するパーツが付いていた。(おそらく、こうやって使うのだろう)
フロントにはサイドジッパーがついており、ポケットになっている。
ここに雨具を入れることになるだろう。このポケットも外側に広がるわけでなく、内部のほうに容量をとっているので、シルエットもスッキリしていて良いと思う。
上部の開口部。ベルクロのフタが付いていて、外してみるとフレーム関係のようだ。
メインには2本のアルミの板状のフレームがあり、パイプ状のサブフレームがパックの上部をコの字型に支えているようだ。
トップリッドは、背中側がパックと一体になっている。
よくある、ストラップで上から抑えこむような形状ではなくて、背中側を支店にしてフラップ状に開け閉めするタイプ。
裏側にもジッパーポケットがある。
背中側の支点も、ストラップで長さを5cm程度伸縮できるようになっている。
(伸ばした状態)
(縮めた状態)
左側のヒップベルトには、アクセサリー類のベルトを通すためのスリットがある。
唯一残念なのは、ヒップベルトのバックルの締め方である。
最近のものは、ベルトを腕を前に出す形で締めやすい取り回しになっている。
カスケードは、腕を引く形で締めるタイプで、腕を出す締め方に慣れていると、やっぱりやりにくいなと感じてしまう。
このタイプの利点は、ベルトが短くできてパーツも少ないので、トラブルになりにくいと考えられる。
逆に、ヒップベルト本体をフィットするためのストラップはV字型になっていて、フィット感に期待が持てる。
次は実際に荷物を入れてみて、背面長の調整とフィッティングをチェックしたいと思う。
色、形ともとてもカッコイイ。笑
まずは、いろいろと弄って眺め回してのファーストインプレッションでした。
#2013年9月15日追記
カスケード65には、ハイドレーションバッグを収めるポケットや、チューブを通すスリットなどはありません。
ハイドレーション使う場合は工夫が必要ですね。
いやぁ~語ってますね~(^^;
返信削除インナーフレームの先端が飛び出るのはこのタイプだったっけ?
今はパイプも入って対策取られてるのか。
引き続きインプレッション楽しみにしてまーす(^^)
インナーフレームの不具合はもう解消されていると思います。
削除飛び出ないように、先端がしっかりと包まれていましたよ。