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2022夏のコラム 「僕がWに乗る理由」

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  2022夏のコラム 「僕がWに乗る理由」 小説「彼のオートバイ、彼女の島」(片岡義男著)に、コオが乗るKAWASAKI 650RS W3 が登場する。ミーヨや仲間たちとの交流の物語のなかに、このW3はなくてはならない存在である。 最初に読んだのが確かハタチくらいの時で、そこから何十年もどこか心の隅にある気になる存在だった。 2020年にハンターカブCT125でオートバイライフに復帰し、いろんなところを旅して、やっぱりオートバイは楽しいとあらためて思っている。 若いころは峠や仲間とつるんで走るのが好きだったけど、今はマイペースでのんびり楽しんでいる。 特にハンターカブでの旅は、歩き旅に感覚が似ているとさえ感じる。 最近のオートバイも自動車と同じ用に、最新の技術や安全装備、環境対策、そしてデザインを取り入れており、20代のころから考えたら、別物のように進化していることを感じる。 もちろんそれは素晴らしいことではあるが、私としてはあまり魅力を感じない一面があるのも事実である。 自分の気に入ったものを長く使うということが、だんだん実感として身についてきた感覚でもある。 とはいえ、飽きっぽい性格も併せ持っており、気にいるものをいつも探しているのは否定できないのである。 そんな休日の夏の日。 ふらっと立ち寄った(狙って)カワサキプラザには、Ninjaシリーズや、映画トップガンでマーベリックが駆るH2なども置いてあって、すごいなー、デザインきれいだなー、転倒するといくら掛かるのだろうなどと考えふけっていると、店員さんと雑談のなかでWの話を持ち出してみた。 展示車両はないけど、県内に一台在庫車両あるらしい。 せっかく来たので、とりあえず見積もりもらって、美味しいコーヒーをごちそうになり、「検討して連絡しますー」と言って店を出た。 昨今のオートバイは欲しい車輌が買えないのが常である。 コロナの影響で部品供給や輸送が滞り生産もままならない。納期不明、受注中断。 おまけに中古車両は値上がりして、ハードルも上がっている。 自動車も同様であるが、それが現状なのである。 そんな中で、「在庫あります」という言葉は「神の啓示」にあったような感覚を覚えたのだ。 Wを買っていいのか、いつまで生産されるかわからないぞ、チャンスはいまだ、W3ではないけど、バーチカルツインに乗れるぞ、置き場所は...