2026夏の北海道その1

2026夏の北海道その1

小樽でフェリーから下船し北上する。

すぐに霧雨にあい、カッパを切るまもなく全身しっとりとするが、当別に入ると乾いてきた。
当別から道道28号ふくろう街道を行く。
丘のような低めの山の中を縫うように気持ち良いワインディング・ロードが続く。
早い朝は動物たちの活動時間だ。草原にはエゾシカ、道路脇にはキタキツネ、時々エゾリスらしき小さな塊が道路を横切っていく。
予想外に、いきなり北海道らしい光景で出会えてすこし感動する。ああ、またここに帰ってきたのだな。

当別ふくろう湖は少し水位も低めか、作業道らしきものが湖底から覗いている。
本州のほうに深い谷を利用したらダムではなく、北海道は低い山々の中にダムがあることが多いと感じる。

青山貯水池はもほんとうにひっそりとしていて、まさに池であり鏡のような水面だ。

R481暑寒国道から、浜益の街に出る。
ここからは日本海沿いを北上する。海岸沿いにアップダウンが続き、湿潤した長いトンネルが続く。
太陽が少し出てきて、青い空が旅の気分を盛り上げてくれる。しかし風は冷たく強い。

日本海オロロンラインは北海道に来ると必ず走るルートだ。景色や街の様子も記憶を呼び起こしてくれる。
そして、変わらぬ風景が懐かしさ感じさせてくれる。

三毛別羆事件復元地に寄る。
幸い空も明るくて森の中にも陽が差しているので、気味悪さはあまりない。
巨大な羆の模型や事件の顛末の掲示や、当時のものをみると、あまりにも悲惨な事件だったとあらためて思う。
羆の生息地に、あえて入植をする当時の人々はあらゆる面で生活(命)がかかっていたのだな。

とままえ夕陽が丘キャンプ場に到着すると、友人が待っていた。
5年前に北海道ツーリング中に知り合ったF氏だ。
今回はここで焚き火を囲もうと計画していた。

買い出しに行き、温泉で汗を流し、焚き火を囲み、お互いの近況、北海道の様子などを交換する。
日本海に沈む 夕陽も眺めることができて、日が暮れると風もやみ、とつとつと話を続ける。
彼とはウマが合うのか、気楽さのなかにも距離感、お互いへの尊敬や礼儀みたいなのがあって、心地よい。
昔からの友人との関係性で過ごしていくなか、歳を重ねてからできた友人というのはこういうものなのだろうか。

このキャンプ場には野良猫のトマ(とままえだから、トマと命名w)が住み着いており、ときおり我々をチェックするように、程よい距離感を保ちながら巡回している。まるでパトロールしているようだ。

翌日、私は北へF氏は南へ。再会とお互いの旅を祈りつつ出発する。
バックミラーごしにお互いの姿が小さくなっていく。
良い旅を!

北上しているとにわか雨に遭い、あわててカッパを出す。
どうも今日は北方面はあまり良くないようだ。

天塩川の河口から堤防沿いのダートを遡る。
たくさんのキタキツネを見かけた。中には親子キツネもいて、子狐はきれいでかわいい。

天気が良くないことを言い訳に、幌延からR40バイパスを使って一気に宗谷岬を目指すことにした。
雨と風の中を走り、宗谷岬にたどり着いたら晴れ間がでてきた。

宗谷丘陵のダートをグルグル周る。丘とダートは最高の組み合わせだなと思う。
空と景色が開けていて、走りながらニヤニヤしてくる。
森のダートも良いが、どうしても羆のことがちらつくので落ち着かない部分はある。

猿払のセコマで外国人に話しかけられた。私のジェベルを見て、興味津々。彼はロシアからの旅行者で母国ではXR BAJAとDRに乗っているオフローダーだった。
なぜ日本は新しいモーターサイクルばかりで、2000年前後のものは走っていないと驚いていた。一緒にオートバイの話をして楽しかった、用語は通じればなんとかなるもんだな。

翻訳アプリも試そうかと思ったが、それよりも拙い英語で表情と身振り手振りと写真で話すのも面白い。
どれだけお互い理解したかわからないけど、とても楽しい時間だった。
彼は、東京から自転車で北海道に来て、ビザの関係で8月末までいるとのこと。ものすごいタフな自転車だったが写真撮り忘れてしまった。名前も聞くの忘れたw。
良い旅を!

ダートを堪能したあとは、クッチャロ湖のキャンプ場へ。
晴れているが風は強い。
設営後買い出ししてから、温泉でゆっくりする。
湖の向こうに陽が沈むのを眺めながらビールをグビグビやる。

さて、明日はどこへ行こうか…

上陸

今回も毎日お世話になります



当別湖

作業道だろうか

青山貯水池


赤いたぬきと緑のたぬき

地元のお土産屋さんの手作りおにぎり。おいしい。

三毛別羆事件復元地


原寸大らしい

資料が展示荒されている

明るいとよいが、薄暗いと怖いだろうな

とままえ夕陽が丘、F氏と合流



濡れたものがすぐに乾く。気持ちよい。

上川のお酒で


天売島と焼尻島

崖がオレンジに染まる





パトロール猫のトマ



 
出発の支度をしていると見送りに来てくれたトマ。
また来年も来るからな!

遠別町の海岸沿い

天塩川

オトンルイ発電所を裏側?から眺める

河岸の気持ちよいダート

国道にはこのような悪天候避難用シェルターがある。ありがたい。

宗谷岬は外国人だらけだった。


宗谷丘陵を探索する

信じられないまっすぐさ

定番の白い道




セコマの温かいおにぎりは旅の友です


セコマで話しかけてきた、ロシア人サイクリスト。


濡れたものを乾かすことから始まる。

クッチャロ湖







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